お知らせ

HOME > インタビュー 一覧 > 経営者インタビュー vol.4 経営者が考える『30期への課題』とは

経営者が考える『30期への課題』とは

経営者インタビュー vol.4
経営者が考える『30期への課題』とは

ーーー創業30周年を迎えて

当社は、今年、創立30年の節目を迎えることになりました。これもひとえにお客様をはじめ、お取引先各位のご指導、ご支援の賜物と厚く感謝いたしております。

ーーー多品種小口化が鮮明に

インターネットの普及による消費スタイルの変化により、多品種少量輸送は拡大する一方です。私が初めて、物流業界が軽薄短小(多品種小口化)へとシフトしていくだろうという展望を聞いたのは、1980年頃でした。その後1990年代からほぼ一貫して貨物の小口化が進み、輸送効率としては悪化しています。しかし業界全体で見ると新たなサービスも創出されています。例えば、会員制の通販では、配達日時指定により、配達精度が格段に上がっています。荷物をまとめて配送することで、配達時の売上向上にもつながっています。

ーーー物流施設への投資

まさに物流変革期の今、かつて商業施設に向かっていた投資は、物流施設に集中しています。しかし、ITに対応した物件はまだまだ少ないのが現状です。今後、企業の工場跡や廃業地の再利用、老朽化した倉庫街の再開発等、スクラップアンドビルドが行なっていかなければ、倉庫が供給過剰となる日も遠くないでしょう。建築費、人件費が高騰している現在、当社はじっと我慢の時ですが、好機を逃さず投資していきます。

ーーー輸送部門の強化

3PL事業、倉庫事業に続く、3本目の柱とすべく、輸送、海運、フランチャイズ、各部門を強化します。輸送部門に関しては、車両とドライバーの数、質、共に充実させ、29期に設立した関西支店に続き、北関東、中京、中国と、本州の動脈を結び、静脈まで行き渡らせたいと考えています。

輸送業界全体で見ると、ドライバーが不足しており、今後も減少傾向が続くと予想されています。管理能力、補償能力のない新規の参入や、元請け、下請け、孫請けまで存在する業界構造の欠陥などもあり、低賃金による若手のドライバー離れが深刻です。ロジスティクスの重要性が再認識される現在、ドライバーの賃金を保障するためにも、適正運賃になるように、業界全体での働きかけが必要だと感じています。

ーーー『数は力』。拡大路線の維持

30年と言えば、人にとっては一世代、企業にとっても大きな節目の年であり、後継者問題も切実です。岐路に立ち、課題への対応を模索中ですが、準備段階として、10年先を見越し、コーポレートガバナンスの強化、企業基盤の安定化に注力します。

物流は、まだまだ伸びます。当社は引き続き、企業インフラ、雇用、共に拡大路線を維持します。私は少数精鋭には真っ向から反対します。リスク分散の意味においても『数は力』だと考えています。質の高い仕事をして信頼を得ることで、更に仕事と人材が集まってきます。個人の生産性を上げつつ、雇用を拡大していきます。

この9月で、当社の就労者数は2811人となりました。『雇用なくして企業なし』という信条は、創業以来30年貫いて参りました。引き続き雇用を拡大することで社会へ貢献し、物流という限られた分野ではありますが、社会に影響力のある会社を目指していきたいと考えております。

〈経営者インタビューvol.4 2016年9月〉
※このインタビューは沼澤社長、web構成委員会のメンバーが参加し、座談会形式で行われました。

このページの先頭へ

ページトップ