会社情報

私たちの考え方

Philosophy

ヒトの力で無限の価値を創造する ヒトの力で無限の価値を創造する

2021年、ナカノ商会は企業としての新たな「企業理念・企業使命・企業価値」を定め、新たな「ブランドスローガン」を掲げました。
お客さまの「物流の課題」を解決する真のパートナーとなり、物流業界を牽引するリーダーとなり、雇用を創出して社会に貢献していく。
そんな姿を目指してナカノ商会は新たなスタートを切りました。

企業理念

私たちが行なう“物流” は、
最高のサービス業である。

私たちは、人の力を信じ、人の力を最大限に活かすことで実現する “物流” は、
最高のサービス業であると信じています。これは、海運業を原点に、陸運業、倉庫業と事業の幅を広げてきた私たちが、
今後さらに事業を拡張していく中でも、常に心に掲げ続ける理念です。

企業使命

私たちは “物流” と “雇用” に
よって社会に貢献していく。

私たちは、人の力を最大限に活かした最高の “物流” サービスを提供することで、皆さまの暮らしを支えていきます。
そしてこの “物流” サービスによって多くの雇用を生み出すことで、社会に貢献していきます。
この二軸が、私たちの企業使命です。

企業価値

私たちが持つ企業価値、それは
一人ひとりの “創造力” である。

私たちの価値は、私たち一人ひとりが持つ “創造力” です。お客さまの気持ちに寄り添う提案を行なう発想力、
変化に柔軟に対応していく決断力、即時に判断して実行に移す機動力、
これらを総合した “創造力” によって、私たちは社会に新しい価値を生み出していきます。

経営理念

私たちナカノ商会は、
物流を通じて社会に貢献出来る
企業を目指し、
以下の原則に基づいて行動します。

企業行動基準

法令等の遵守
法令遵守はもとより、関連諸ルールおよびそれらの精神を遵守し、社会的良識をもって行動します。
中長期的な視野に立った経営
短期的な収益にとらわれず、中長期的な視野に立ち、チャレンジ精神に富んだ経営を行います。
お客様の信頼と満足度の達成
多様化する消費者等の社会的ニーズに答えると共に、省資源、省エネルギー・環境保全等にも充分配慮を払い、
安全かつ有用な商品サービスの提供に努めます。特に安全とQA(品質確保)を最重点課題とし、
お客様の信頼と満足度を得るよう誠心誠意努めます。
公正な取引
市場経済ルールを十分認識し、公正自由な競争の下商活動を行い、
また、政治・行政との健全かつ正常で透明な関係を維持します。
企業情報の開示と透明性確保
株主・顧客はもとより、広く社会とのコミュニケーションをはかり積極的に企業情報を正確かつ公正に、
適時開示し、企業の透明性確保に努めます。
環境保全への積極的取組
環境保全を常に配慮し、その解決に自主的かつ積極的に取組みます。
社会貢献
企業の利益と社会の利益を調和させ、良き企業市民としての役割を積極的に果たします。
働きやすい職場環境の実現
従業員のゆとりと豊かさを実現し、働きやすい環境を確保し、従業員の人格・個性を最大限に尊重し、
自由闊達で創造性の発揮できる企業風土を実現して参ります。
反社会的勢力および団体との断絶
市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会勢力及び団体とは断固として断絶し、便宜供与や取引を行いません。
率先垂範
ナカノ商会の経営者は、自ら率先垂範し「ナカノ商会企業行動基準」の精神の実現に努め、
万一その内容に反するような事態が発生した場合は、自ら問題解決にあたり原因究明・再発防止に努めます。

社名とロゴの由来

なぜ “ナカノ商会” ?
なぜ “ヒツジ” ?

「どれもいただきません。
その代わりに『ナカノ』の
名前をください」

株式会社ナカノ商会が誕生したのは、1988年8月16日のことです。代表取締役社長である沼澤宏が千葉県市川市に事務所を構え、たった一人でスタートさせました。沼澤はそれまで、中野海運株式会社の社員でした。18歳で国立館山海員学校(現国立館山海上技術学校)を卒業してすぐ同社に入社し、以来約15年間をそこで過ごしたのです。沼澤の社会人としての知識・経験・考え方は、中野海運で培われたと言っても過言ではありません。

そんな沼澤から「独立したい」と聞かされた当時の中野海運の社長は、「残念だが仕方がない。これまで力を尽くしてきてくれたんだから、ご祝儀として資金か人材か仕事か、どれかを贈らせてもらおう」と申し出ました。

中野海運社長の言葉に胸を熱くしながらも、沼澤はこう答えました。

「どれもいただきません。その代わりに『ナカノ』の名前をください」

名前をもらって独立すれば、周囲からは「のれん分け」の分社だと思わます。そうすれば人も得意先も仕事も私のところに流れてくることはありません。そうやって制約を設けることで、逆に中野海運と、何より敬愛する同社社長との良好な関係を持ち続けたいと考えたのです。それが沼澤なりの、15年間の恩義の返し方でした。

沼澤が師と仰いだ中野海運社長は、日本の自動車輸送のパイオニア的存在でした。戦後の何もなかった時代に、これから自動車産業が伸びると予測し、いち早く自動車輸送船を造って日本の自動車輸送の礎を築きました。そのような中野海運と同社社長への感謝を込めて、ナカノ商会本社の受付ロビーには、今でも中野海運が所有していた自動車輸送船「雄寶丸」の模型が飾られています。

自動車輸送船模型
自動車輸送船模型

人類の発展を支え、
常に人類に寄り添ってきた存在、
それが “羊”

ナカノ商会の創業当時、日本はバブル期の最中にありました。個人消費は大幅に伸び、それに伴って宅配便などが活況となり、物流業界ではイメージアップと差別化のために動物のコーポレートマークを採用する企業が増えていました。

そうした状況を見て、沼澤もナカノ商会のコーポレートマークに動物を取り入れようと決意。何がいいかと色々思案を巡らせた結果、最後にいきついたのが「羊」でした。

羊は紀元前7000年〜8000年のころに家畜化されたと言われています。以来、羊は人間に大きな恩恵をもたらしてきました。羊の毛皮は繊維に、皮や胃袋は水入れに、腸はソーセージや楽器の弦に、脂肪は料理油や燃料に、乳を出し肉を提供します。羊の家畜化は言わば「人間と羊の契約」であり、狩猟から牧畜への変遷は、人間の衣食住を安定させ、文化を生み出す礎となりました。

旧約・新約聖書では、神を「羊飼い」、人間を「羊」に例えます。世界中のキリスト教圏、ユダヤ教圏では、羊は人そのものであるという考え方が浸透しています。また4000年前の中国では、草原地帯で羊とともに暮らす人間の暮らしに基づいて、羊という言葉には「目立つ・めでたい・おいしい」という意味が加えられていきました。よって今でも「羊」がつく漢字には、「善、義、美、祥」など、良い意味のものが多く存在します。

こうした背景をもとに、高度化・多様化するお客様のニーズに的確にお応え出来るよう、ナカノ商会が物流の分野において人々のなくてはならない存在になるよう、沼澤は「羊」を採用したのです。

ちなみにナカノ商会の社員の中には、お客様に羊マークの意味を問われた際、「社長の干支が羊だから」と答える者がいまだに数多く存在します。しかし沼澤はそれに対してこう反論しています。「確かに私の干支は羊だ。でも、それを理由に羊をコーポレートマークにしたわけでは決してない。社員たちには正しい意味を理解してほしいと願うばかりだ」