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トップメッセージ

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株式会社ナカノ商会

代表取締役社長 沼澤 宏

社長の写真 社長の写真

価値を生み出して
会社を成長させるのは、
あくまで“人”です。

ナカノ商会の誕生

私が約15年間お世話になった中野海運から独立してナカノ商会を立ち上げたのは、1988年8月のことです。千葉県市川市に事務所を構え、たった一人きりでの起業でした。

独立にあたって中野海運の社長は、「ご祝儀に、資金か人材か仕事か、どれかを贈らせてもらおう」と言ってくれました。でも私は「どれもいただきません。その代わりに『ナカノ』の名前をください」と答えました。名前をもらって独立すれば、周囲からは「のれん分け」の分社だと思われます。そうすれば人も得意先も仕事も私のところに流れてくることはありません。そうやって制約を設けることで、逆に同社と良好な関係を持ち続けたいと考えたのです。それが、私なりの15年間の恩義の返し方でした。

ナカノ商会の誕生

物流とはサービス業である

この経歴から分かるように、私のルーツは海運業にあります。ナカノ商会の現在の主要事業は3PL事業と不動産事業を柱とする物流業ですが、今でもこの会社の根底には、私が海運業で培った文化や考え方、生き様が存在しているのだと思います。

海運業での経験をふまえ、現在も私が最も強く持ち続けている考え方、時に自分自身への戒めにもしている言葉があります。それは「物流とはサービス業である」という言葉です。一見、ごく当たり前の言葉に聞こえるかもしれませんが、けっして忘れてはならない言葉だと思っています。ともすると、物流とはトラックや倉庫やシステムなどのインフラによって成立する産業であり、それが付加価値であると考えがちです。でも私はそうは思いません。物流とは、人と人との関わりの中で、どうにかしてこの人のお役に立ちたい、願いを叶えてあげたいと思う心を出発点とする「サービス業」なのです。極論すると、トラックや倉庫やシステムが無くても付加価値のある物流業を営むことはできます。現に私が独立した当初は、私の体一つしかありませんでした。それでもここまでやってこれたのです。

物流とはサービス業である

価値を生み出すのは「人」

「物流とはサービス業である」という前提に立つと、会社にとって一番重要なものが何であるか、おのずと答えが出てきます。それは「人」です。創業以来、私は「雇用」を最重要課題としてきましたが、それは、会社である以上、社会や地域に貢献しなければならないという使命感もさることながら、最も大きな理由は「価値を生み出して会社を成長させるのは『人』であるから」にほかなりません。

ナカノ商会はこれからも「物流とはサービス業である」の心を忘れず、会社を成長させるのは「人」であるという考え方のもと、雇用を生み出しながらお客様にとって価値のあるサービスを提供し続けていきます。

価値を生み出すのは人