Environment・Energy・Procurement
環境負荷低減を目的に、2022年11月、リマニユニット車の導入を開始しました。
リマニユニット車とは、いすゞ自動車株式会社様のリマニ技術により、短期間で高稼働運行した車両の再利用可能なエンジンやトランスミッション等を新品同等に機能回復させて再生した車両となります。
※ いすゞ自動車様プレスリリース:
https://www.isuzu.co.jp/newsroom/details/20221013_01.html
多くの部品をゼロから製造する必要が無いため、資源を循環活用できるほか、CO2の排出量の削減にも寄与します。新車1台とリマニ車1台の比較では、製造時に発生するCO2を約76t削減できます。
当社では、リースアップ車両を対象に順次リマニユニット車への切替を進めていき、環境負荷低減に取り組んでまいります。
輸送における環境負荷低減策のひとつとして、2021年2月、電動(EV)トラック2台を導入し、試験的な運用を開始しました。EVトラックは走行時のCO₂排出がゼロであり、エンジン式トラックと違って騒音も極めて低いので、低環境負荷輸送を実現するモビリティとして期待されています。
エコドライブとは、CO₂の排出を抑え、環境に配慮した自動車の運転方法のことです。穏やかにアクセルを踏んで発進する、車間距離にゆとりを持ち加減速の少ない運転を行う、無駄なアイドリングは行わない、減速時は早めにアクセルから離しエンジンブレーキを使う、タイヤの空気圧をチェックするなど、少しの配慮で燃料消費量の向上につながり、環境に対して大きな効果が得られます。ナカノ商会では、デジタルタコメーターのデータをもとに、月次で燃費データを作成し、各ドライバーへエコドライブによる燃費改善を促す指導教育を行なっています。また、配車運行支援システムにより混雑する時間帯を回避する運行経路計画の最適化を行い、渋滞防止・緩和に取り組んでいます。
ナカノ商会では、創業者の海運会社での経験を活かし、早くから積極的に長距離輸送におけるフェリーやRORO船へのモーダルシフトを行ってきました。トラック輸送を海上輸送に切り替えることにより、CO₂排出量とエネルギー消費量を大幅に削減し、ドライバーの労働時間の短縮、道路渋滞の緩和、交通事故の減少など多くのメリットのあるモーダルシフトを、これからも積極的に推進していきます。
◼︎モーダルシフト前
◼︎モーダルシフト後
福島県本宮市のナカノ商会福島支店(本宮センター)は、2015年、日本政策投資銀行(DBJ)が「環境・社会への配慮」がなされた不動産とその事業者を認証する「DBJ Green Building認証」を、福島県の物件としては初めて取得しました。屋上に大規模太陽光発電パネルを設置しているほか、庫内スペースでLED照明や高効率反射板付照明を設置しているなど、創エネ・省エネを通じて環境配慮を推進している点が評価されました。
福島支店(本宮センター)
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